拡大写真



製作ははじめにプリント基板と真空管ソケット取り付け用のアルミ板を切りこれらの大きさがTS-11のケースの中におさまるか確認をしておきます。 確認しましたらプリント基板にレギュレーターやFETを半田付けし、調整も済ませてしまいます。
次に基板とアルミ板、真空管そしてVRやフットスイッチを実際にケースに置いて、穴あけの位置決めをします、その時真空管が抜き差し出来るスペースがあるかも確認しておきます、シールドケースを使う場合はシールドケースの付け外しが出来るスペースが必要です。 本機はアルミケースでシールドされていますから真空管にシールドは必要ありません、真空管が抜け落ちない様に使うだけです。 全てOKでしたら穴あけをします。
写真と基板図は異なりますが基板図の方が7812とFETが一枚に乗りますからこの方がすっきりした配線が出来ると思います。

穴あけが終わりましたら部品を取り付けて行きます、はじめにアルミ板に真空管ソケットを取り付けます、この時ソケットの取り付け向きにも注意して下さい、向きが違うと配線しにくくなります。
次にVRとLEDを付けます、LEDは小さな基板にLEDを半田付けしこの基板を接着剤でシャシーに貼り付けます、電流制限抵抗(R)は明るさにあわせて抵抗値を変えてください。 この抵抗(R)はケースに組み込む前に明るさのテストをしておけば、シャシーに貼り付けた後で調整しなくて済みます。
VRとLEDが付いたら次は真空管ソケットと基板をネジ留めします、基板をネジ留めする時は5mmのスペーサーを入れてシャシーから浮かせてください。 基板にはレギュレーター(7812)が付いています基板をスペーサーで浮かせた時7812がシャシーに正しく取り付け出来る様に7812の足を曲げて調整して下さい。

配線は最初にヒーター回路そして真空管ソケット周りの配線をします、次に基板とソケット間の配線とVRの所の配線をします、入出力ジャックなどを全部取り付けた後に真空管ソケットの配線をすると非常に配線し辛いです。
ここの配線が済んだら最後に入出力ジャックとフットスイッチ、DCジャックなどを取り付けて配線します、VRに密閉タイプを使った時はVRカバーの金属部分をアースして下さい。



写真の部品取り付け方法や配置は実体配線図と異なりますが参考程度に見てください、これと同じでなくても良いと思います、あまり検討もしないで組み立てて行くと写真のように基板を2枚にしたり余分なことをしてしまいます、もっと良い配置や取り付け方があると思いますからいろいろ試して下さい。 部品は入手できる物を上手く使って下さい。
真空管ソケットに付ける抵抗は3Pのラグ板を介して半田付けします。 実体配線図のフットスイッチは9pinの物に代えて描きました、結線は下図右のようにして下さい。 フットスイッチのpinは必ずテスターで確認してから半田付け、配線して下さい。
ケーブルの引き回しは誇張して描かれています。

実体配線図は気をつけて描きましたが間違いが有りました時はご容赦願います。




LEDは図の様に折り曲げ加工して適当な大きさに切った基板に半田付けます、基板はプラスチック カッター(上の写真)で切り込みをいれた後、銅箔をはがして加工して下さい。 基板はシャシーに貼り付ける様にしますから抵抗は銅箔面に取り付けて下さい、シャシーにはLEDと同じ大きさの穴を開けここにLEDを差し込みます、瞬間接着剤で基板を貼り付けていますが意外にしっかり付いています、接着剤の他に両面テープで止めても良いでしょう。
(2005/09/10)

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