実体配線図




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実体配線図は気をつけて描きましたが間違いが有りました時はご容赦願います。
電源トランスを手持ちの都合で少し大型に変更しました、また真空管の配置が写真と実体図で異なります。
ヒーターの配線が太線1本で描いてありますが、見やすい様に描いたもので実際は2本の線をより合わせて配線しています。




拡大写真はCD版を見て下さい。


製作したアンプの電源トランスは手持ちにPMC-283Mがありましたのでこれを使いました。 このトランスはステレオアンプを作るつもりで持っていたもので、少しもったいない感じがしましたが、後でパワーアップも予定していますので、思い切って使ってしまいました。 本機にこのトランスでは電流容量が大きすぎます、実体図ではPMC-150Mで描いてあります。 使用部品が指定の物と異なりますから、実体図と写真に違いがあります。

シャシーはこれも手持ちに300x200mmの物が有りましたのでそれを使いました、最初の予定よりも電源トランスは大きく、シャシーは小さくなってしまいましたが、無理して押し込んでしまいました、その為に電源トランスの向きや真空管の配置も少し変えました。 新たに買う場合はもう少し大き目のシャシーが良いと思います。

トランスや真空管の配置は全体のバランスを考えながら決めてください、出カ管、整流管は発熱が激しいです放熱に注意して下さい。 ケース等に入れた時、放熱が悪いとコンデンサーの寿命が大幅に短くなります、特に熱源の近くにあるコンデンサーは劣化が早いです。 また真空管は最大定格が減少し損失をオーバーする場合があります。
各部品はあまり接近しないように少し余裕をもって取り付けて下さい。 製作したアンプは手持ちのチョークコイルを使いましたので端子がむき出しになっています。 (ノグチのチョークトランス PMC-1010Hは密閉型です)

部品の取り付けはボリュームやソケット、ラグ板などの小物からシャシーに取り付け最後に重いトランスを取り付けます。 真空管ソケットは取り付け向きに注意してください、向きが違うと同じ配線が出来なくなります。

アースは初段管の所でシャシーに落としています、1点アースではありませんがハムもノイズもありません、1点アースにする場合は入出力ジャックに絶縁タイプを使用してください。 ヒーター線は平行のままでもより合わせても良いでしょう、より合わせたほうが磁束が打ち消されて良いとも言われています。 ヒーター巻き線は回路図では中点がアースされていますが、本機では片側をアースしています。

アース、ヒーター配線が終わったら次は整流回路、B電源回路、バイアス回路、プリ部、メイン部と配線して行きます。 本機にシールド線は全く使っていませんがハムやノイズは有りません。  抵抗やコンデンサーの取り付けは点検し易いように印字されている面が上に来る様に付けてください。

電解コンデンサーの配線はプラスとマイナスが絶対間違わない様に何回も見直してください。 特にバイアス回路はマイナス電圧を発生させていますから注意してください。
バイアス調整用VRの取り付け金具は1mm厚のアルミ板をZ型に曲げて作りました、このような形のアルミ板は市販されていないと思いますから自作して下さい。

47uF/450Vのコンデンサーは基板に取り付けていますが、スペースが有るならブロック型でもよいと思います、47uF/450V〜500Vが2回路入った物を2個使えばもう少し配線がすっきりすると思います。この辺は入手出来る部品によっても変わってきますから手に入る物を上手く使ってください。

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