真空管ブースター&バッファーアンプ 改良版  < BST-V2 >

本機はブースターとしても使えるように、少しゲインを上げました。BF-V2との違いはバイパスコンデンサーが有るか無いかだけです。



電源電圧        12V
増幅率         4倍


回路説明
入力から入った信号はFETで増幅され、次のカソードフォロアーを通り出力されます。 カソードフォロアーは二つの回路を並列に接続して、低いインピーダンスで信号を送り出しています。   FETのソースに100uFのコンデンサーをつけて、少しゲインを上げました、これでブースター、バッファーどちらでも使えます、またゲートについている470KΩは1MΩにしてもOKです。
FETは2SK-30AGRを使いました、製作する時はケースに組み込む前にゲインの確認をしたほうが良いと思います。 2SK-30AGRのドレイン抵抗を2KΩに替えると5〜6倍、3KΩに替えると7〜8倍位のゲインUPになります。 ゲインを大きくすると最大許容入力は小さくなります。

ゲイン測定

写真拡大と実体配線図

FETの調整はINから正弦波(サイン波)を入れ、出カ波形の上下が対称にクリップする様にソース抵抗を調整してください。 このAMPは歪ませる目的のAMPではありませんから、波形が対称にクリップする様に調整します。 波形の上下の対称を少しずらせば、音質が微妙に変わるかも知れません、厳密に対称にしなければならないわけでは有りません。 ソース抵抗の調整の要領は 「パソコンオシロ アダプターの製作」の中の 「FETの調整」の箇所を参照して下さい。

次の段のカソードフォロアー回路は調整の必要はありません。また真空管のバラツキも少し位いでしたら問題ありません。
真空管は12AU7の他に12AX7A、12AT7等、回路の変更無しに、そのまま差し替えて使用できます。

出力コンデンサーは、次に繋げるアンプの入力インピーダンスが30KΩ以上ある場合は、0.22uF〜0.33uF位で良いでしょう。 本機は低い入力インピーダンスのアンプやエフェクターに接続しても大丈夫の様に1uFにして有ります。

電源はACアダプターを使用します、出力電圧は15V以上無いと12Vに安定化しません。(低ドロップ型のレギュレーターなら13V位でもOK) 市販されている出力12VのACアダプターの電圧をテスターで測って見ると、DC15V〜16V位出ている物が多いですから、電圧を確認して使って下さい。 電流容量は300mA以上必要です、電流容量が少ないとリップルが取りきれずハムが出ます。
三端子レギュレーター 7812はシャシーに取り付けて放熱してください。
アダプターには、スイッチングレギュレーター型とトランス型があります。 スイッチングレギュレーター型は、スイッチング ノイズが音質を悪化させると言われていますが、本当のことは良くわかりません。 最近、良質のトランス型のアダプターが少なくなってきました。
12Vのスイッチングレギュレーターを使用する場合、出力電圧は安定化されていると思いますから、ICの7812は付けなくても良いでしょう。


部品リスト


このAMPはFETのソース抵抗の調整のみで他の調整箇所はありません。 製作は簡単です、ラフに配線してもトラブルは起きないと思います。  簡単とは言っても、シャシーの穴あけや真空管の取り付け用アルミ板の製作、部品の半田付けなどそれなりに時間は掛かります。

これで貴方のギターの音が、真空管の音に変身です!!!

出音は癖の無い音だと思います。 トランジスターやICの音と違う、艶がある等々、明らかに違う音を期待されないほうが良いと思います。

--はじめに戻る--