写真と回路図 3


    LEDの回路はインターネットから拝借しました。
   LEDがOFFの時にLEVEL VRに約30uAの電流が
   流れますが全く問題ありません。


LM-386 オーバードライブAMP < OD-386 >

電源           9V用ACアダプター
増幅率          32dB (40倍)
周波数特性       15〜200KHz -3dB
入カインピーダンス    470Kオーム
出カインピーダンス
残留ノイズ        0.6mV

出カ回路にパワーICを使用し低い出カインピーダンスで次段につながるパワーAMPを強力にドライブします。

低域をカットするにはカップリング コンデンサーの容量を小さくしてください、入力の0.1uFを0.001uFにすると340Hz位より下が減衰し始めます、またLM-386の出力コンデンサー470uFも小さくします、高域をカットするにはFETのゲート抵抗470Kohmとパラに小容量のコンデンサーを付けてください、またDRIVE-VR 10Kohmにパラにコンデンサーを付けても良いでしょう、高、低域をどれ位の周波数でカットするかは貴方の音の好みで変わってきます、いちばん好ましいと思われる値にしてください。
コンデンサーを付けたり外したりしていると、どの音が良いのかわからなくなってきますから、始めに基準になる音を決めておくと良いでしょう。

このAMPの良いところはOUT端子にスピーカーやヘッドホンを接続して使用することも出来ます、なお、スピーカーを接続しても非常に大きな音が出るわけではありません。

以上3種類の回路を紹介しましたが他の回路も考えてありますので機会があったら発表したいと思います。また真空管AMPもそのうちに発表するかもしれません、部品も全て有るのですが作る元気がありません。
(2001/09/10)


OUT-PUTトランス付きオーバードライブ

今回はOD-386に出力トランスをつけてみます。
手許に小型トランスが数種類有りますのでそれをテストしてみます。メーカーは山水(サンスイ)です。
ST-45と少し大きいST-48、これは特性も素直で良好です。
ST-55とST-72は高域(100KHz前後)に大きなピークが有りました、補正をすればピークを無くせますが今回はやめておきます、補正無しで使えるトランスが有るのですからそれを使った方が良いでしょう。以上のことからST-45が小型で価格も安いのでこれを使うことにします。


写真の10円硬貨の左側の一番小さなものがST-45です。


回路図の470uFとLEVEL-VRの間にトランスを入れます。 OD-386は出力インピーダンスが低いのでトランスの一次側と二次側を逆に接続しても動作しますが出力電圧が大きくなりすぎて使いにくくなります。
OD-386+ST-45に入力信号30mVを加えたとき出力には約370mV現れこのとき波形はクリップしています。
トランスはリード線の接続(GとW)を逆にすると位相が反転します、図の接続で同相です。 尚、トランスを使用した時はスピーカーを接続してもあまり大きな音にはなりません。
さて、一番気になる音ですがトランスを付けると音が甘くなる、真空管の音に近くなる等色々言われていますがそれはあなたの耳で確かめてください。

部品屋さんの紹介
地方に住んでいる方たちは部品の入手に苦労していると思います、私のところでも思う部品がなかなか手に入りませんが、静岡にマルツ電波(TEL 054-285-1181)と、パーツショップ イワサキ(TEL 054-248-2224)という部品屋さんがありますのでいつもこの店へ買いに行きます、部品屋さんをなくさないためにも自作をして部品をどんどん買いに行きましょう。
(2002/01/14)

---戻る---