E COLOR

今まで多数の真空管エフェクターの設計、製作を行って来ましたが、万人の好みに合うようなエフェクターを製作するのは簡単なことではありません、難しい真空管エフェクターを製作するよりも、貴方が購入された好みのエフェクターに真空管の音を付け加える方が良いのではないかと言う結論に達した次第です。

エフェクターのINとOUT側に接続するだけで半導体の音を真空管の音に色付けすることが出来ます。オーバードライブやディストーションやFuzzなど多くのエフェクターに接続出来ますから、真空管使用のエフェクターを無理に設計しなくても、このアンプ1台あれば良い様な気がします。本真空管セットで2種類のアンプの内のどちらか一台を製作することが出来ます。(下図参照)

真空管を1本使うアンプを作る場合は、抵抗2本コンデンサー3本しか使いません、少し豪華に真空管2本で作る場合は、抵抗5本コンデンサー8本しか使いません。この様に部品点数が少なく非常に簡単ですから、半田付けが出来ればどなたでも製作出来ると思います。 参考回路と実際の回路は改良のため変更する場合があります。

下図の様にエフェクターの入力と出力を真空管で囲っていますから、エフェクターの音が真空管の音に色付けされて出力されるのがお分かりいただけると思います。
本機の出音は歪感、倍音、明るさ、暖かさ、雰囲気など真空管を通した時と通さない時の違いが良く分かります。
 



真空管セットを使って製作された方の記事がこちらにあります。



(2020/12/08)


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