バッファーAMPの製作  < BF-1 >

前々回に発表しましたイージードライブ スペシャルバージョンが好評でしたので、気を良くして今回も超小型のバッファーAMPを製作することにします。
インピーダンス変換ですから、歪ませていません。


電源電圧     1.5V
無歪最大入力  620mV
無歪最大出カ  550mV
増幅率      0.89倍

基板に組んでテストしましたがケースに入れて完成はしていません。

FET 2SK-117GRを使用したソースフォロアーで電源は単四乾電池一本です、無歪最大許容入力が約620mVありますから、ほとんどのギターで使用できると思います、入力信号がこれ以上大きいと歪みます。
最大許容入力がこれでは足りないと言う方は、電池を二本(3V)にしてください、その時は、ソース抵抗(R4)を4Kohmに変えます、これで最大許容入力が1.2Vにアップします、これだけあればどのようなPUでも歪むことなく信号を取り出せるでしょう。
電源のON.OFFは出力プラグの抜き差しで行います、電源を切るときは出力プラグを抜いてください。

調整
FETは2SK-117GRの他に2SK-68Aや2SK-108等も使用可能です、他にも使用できるFETがあると思いますから色々テストしてみてください。
調整は信号を入れたとき波形の上下が同時にクリップするようにソース抵抗(R4)を増減します。

下にプリント基板図と実体配線図を載せました、基板の銅箔はカッターで切り取ります、この基板は裏面に両面テープか接着剤でシャシーに貼り付けますので部品は、プリント面に半田付けします。
基板は拡大してありますので製作する時は現物にあわせた大きさにしてください。
電池ケースもシャシーに貼り付けてあります。
製作は、ES-15Sと同じような感じで出来ますので、そちらを参考にしてください。


乾電池の取替え時期はいつころか?
電源電圧を1Vにして最大許容入力を測定したところ、200mVあたりから信号がクリップし始めてきましたから、音が少し歪んで来たら電池を取替えた方が良いでしょう。
(2003/5/15)

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